お客様が途切れた時は、よく地図を見て過ごします。
先月の話ですが、地図を見ていると栃木と群馬は、金精トンネル
という、とても標高の高い峠で結ばれている事を発見。
(冬になると閉鎖されるみたい。)
じゃぁフラっと、ということで、またまた北千住五時十五分発の
東武電車に乗り行ってきました。
電車の中でまた、猛烈に腹が減り日光につく前に弁当は食べてしまいました。
(写真撮るの忘れました)
はい、いつもの日光駅です。
天気は曇りと、言うより雲の中という感じ。
いろは坂を目指し懸命にペダルを踏むけど、結構な上り坂で着く前に大汗。
馬返し、ここから、いろは坂の始まり。
自転車でも逆走は禁止。覚悟を決めてこぎ始めます。
ご覧の通り、いろはの‘い‘から48のカーブが続きます。
いろは坂を自転車で登るというと皆さん、凄い事と思いでしょうが、
以外に筑波山の方が、ずっと辛い登りのような気がします。
しかし、修学旅行か宿泊学習か、大型観光バスの小学生達が、
『がんばれ〜〜〜!』と声援を送ってくれるので辛さも半減。
たまにワゴン車に乗った30歳位の人たちが
『あんちゃんガンバレよ!』と言ってくれるはいいが、私が44歳の
おっさんとは思ってないんでしょうね。
それでも、声をかけられるという事は、とても嬉いことで
一気に駆け上がっちゃいました。
ここが明智平、華厳の滝ロープウェイの入口。
そこからこぐこと15分。15年ぶりの中禅寺湖。
ここまで来ると雲の上、天気は素晴らしい快晴。
その先の竜頭の滝で一枚。
ここが有名な戦場ヶ原。
戦国時代の合戦と思いきや実は神話の中の話らしいです。
その先にある湯の湖。33年前小学生の時修学旅行で来ました。
ここからが凄い事の始まりでした。
傾斜はいろは坂よりも、ちょっとあるくらいですが、とにかく直線。
もうムチャクチャ辛い。とにかく辛い。
その時の気持ちを自転車で表すと、こんな感じ。
先ほどの湯の湖があんな下に
まだまだ目の前の山を越えなければトンネルには行き着けません。
ここを登って来たんですよ。自分の人生の中では偉業といえましょう。
こぐこと4時間半、とうとう金精峠標高1843M、日光駅が標高600Mなので
どれぐらい辛かったかわかると思います。
トンネルの入口
トンネルの中
ここからは一気のくだり、標高が高いせいか真夏なのに赤とんぼ、ひぐらしが、
峠の茶屋で、山菜天ぷら蕎麦を注文するも、何故かナルトと大葉が?
本当にここまで来て良かったと思った瞬間。菅沼の美しさ。感動もの。
もう少し下ると、これまた15年位前に来た丸沼高原スキー場。
前回の渡良瀬渓谷も素晴らしかったですが、この片品もまけないほど価値あり。
この辺りはとうもろこしが名産のようで香ばしい匂いが道にあふれてました。
(この道路は日本ロマンチック街道というメルヘンチックな名前らしい。)
ここがとても有名な吹割の滝。
そこから30キロ位で沼田に着きました。
まずは、汗を流すのにお風呂を探し、入ってみるとビックリ、
なんと豪華なことでしょう、お風呂の横にプールがついているではないですか。
フルチンのおじさん達が平泳ぎをしてるのを見ていたら、さすがに恥ずかしくなり
体を洗って、ここを後にしました。
何故か沼田はモツの煮込みの看板が多く、宇都宮の餃子みたいなものなのでしょうか。
自転車を袋につめ特急水上に。
JRは高い。上野まで5200円もかかりました。
日光から沼田まで約100キロ、凄い量のカロリーを消費したと思います。
大飯を食べても体を動かせば太らない。実践するととても理解できます。
お約束のビールは電車の中で4本ほど。
来年夏は乗鞍を計画しています。