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八丈島サイクリング 1日目



春風、新緑、鰹の刺し身、
”GW後から梅雨入りまでの数週間を文字にせよ” との問題が出たなら
こう書くでしょう。
潮風、自転車、一人旅
では、その間に、此の上ない、無上の幸せを体感できるキーワードとなると
これ





樹々の緑が深みを増し、爽風が道端の白詰草を笑顔で揺らす初夏5月、
1年で1番好きな季節の到来です。
GW前には筑波山の麓にとてもおいし蕎麦屋を見つけ、毎週セッセと
自転車こいですべてのメニューを食い尽くすほど通っていました。
その間の休日、私の胃は、ほぼ蕎麦か、うどんか天麩羅を消化するため
のみに働いていたと言っても過言ではないでしょう。

しかしながら、どんな美味しいものでも、目を楽しませてくれるものでも
さすがに何度もも繰り返せば飽きがくるものです。
ましてや、暖かくなると麺類から魚介類へと移行するのはあたりまえの
法則でしょうか、
時は折りしも5月の半ば、未知なる自然や眺望、
ご馳走を求めるには、この上ない極上の季節です。
不謹慎ながら、寡黙なお客さんを接客している時などは、ほぼ10割の
確率で頭の中には冒頭のキーワードが渦巻いていました。


はて?では、どこへ行こうか?
麺類から魚介類へだから、まあ、海、 これはあたりまえ、
未知なる自然、、、? もちろん行ったことのない場所へ行かなくては、
自然や眺望、、、?  身震いするほど素晴らしいとこってあんの?

1泊2日での1人旅、自転車輪行で、海、ご馳走、温泉、自然、眺望、
すべて打ち込み検索してみると、出る訳ない、いや、 出てきました。

               八丈島

海外を含め沖縄本島や久米島、慶良間、石垣等、
南の島は何度も経験ありですが、伊豆七島は私にとって初めての、
まさに未知なる場所でした。。。
しかし八丈島というと罪人、流人と、魚釣りのおっさんのイメージが強く
リゾートとは程遠い感じもし、当初は変更も考えましたが、
早々航空券を手配した手前、それも面倒なので、ま、とりあえず
行ってみるか、ぐらいの気持ちでの出発でした。



AM4時 富士理容館前
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いつも、いつもの取手発4時35分の上野行き。
この電車のこの場所に黙々と自転車を括り付けている時が
輪行スタートの合図です。 

なんだか最近は1人で行動するのが大好きになってきていて
別に自分では協調性に欠けているとは思ってはいないのですが
自分の思ったとおりに物事を進められるという自由は魅力です。

私の亡父も、1人行動派でした。 買い物もお酒も、プライベートは
いつも1人なもんなんで 子供心に ”友達いないのかな?”
 ”なんて寂しいオヤジなんだろ” 等、親父から 大きなお世話だ!
と言われんばかりの印象でしたが、気の弱かった親父の事、
  ああ、なるほどな、こういうことだったんだ、、、、、。

この齢になってみて親父の心の内がわかり始めてきました。
ま、いずれ,,あの世で再会したら、このことを話してあげましょう。

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そんなこと考えながら、電車に揺られ40分、上野に着くも、こんな時間に
多くの通勤サラリーマン、 いったいこの人達、睡眠とってんのかな?
なんて思っていたら浜松町、 でもまあ、私より年収多いんだから
我慢しなさい、などと呟いてたら羽田空港駅に到着。

空港内の手荷物カウンターに自転車を持っていくと、このパンク修理剤は
のせられないとのこと、泣く泣く捨ててもらいました。
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定刻で7時45分の出発のようです。
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出発ゲートは、ビッグバード竣工以前、飛行機までバスに乗り、タラップを
登った時代の懐かしい、あの暗〜いゲートでした。
けれど今になってみれば甘酸っぱい想い出の場所です。
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離陸後、シートベルトのサインが消え、その10分後には
”着陸態勢にはいります”のアナウンス、8時30分にはもう着いていました。
こんなにもビジネス客の少ない国内線は初めてです。

そしてやはり、ひと目で釣りのおっさんとわかる方達が大挙
あのグルグル回る回転寿司の荷物版のコンベアーみたいなとこを占拠、
自転車が出てくるまで、隣のおっさんに、やれ、カンパチ釣っただの、
ヒラマサなら俺にまかせろだの、さんざんっぱら延々20分以上聞かされ、
やれやれ先が、と思ったころ、やっと自転車袋が出てきました。

とりあえず空港内の食堂で朝御飯です。
どうも八丈島は ”あしたば”という草が名産のようです。
せっかくですので、その、”あしたば”を擂りこんだウドンを食べてみると
結構どころか相当旨い、筑波山麓の蕎麦屋と、いい勝負です。

けれど、これで850円は、ちょっと贅沢な金額でした。
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今まで利用した空港では石垣空港と、どっこいのローカルさです。
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自転車を組み立て、正面を見ると、これまた、立派な山があるでは
ないですか、事前に調べた八丈富士というのはひと目でわかります。
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とりあえず、地図も見ず適当に走ってみると、すごい事に気がつきました。

              車が全く走ってないじゃん!

人もいない、、、、   周囲60キロ、人口8000人は、どこにいるんだ?
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車1台見つけ、ホッとするも、次なる驚きが、

道がいい、すごくいい、こんなにも整備されまくっている道路、珍しいですよ。
自己推測ですが、観光産業の衰退が島内の経済力を弱めてしまい
もともと内需に乏しい環境ゆえ公共工事に頼らざるを得ないのが
現状になってしまってるのではないかと考えます。

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この先、何もないのに舗装してある道路には驚きます。
でも、なんかこの、道の向こうに青い海が開けるという風景は
砂利道のほうが風情があるんではないかと、、、
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海岸に出ると、またまた驚き、海岸線が真っ黒、 別に汚れている訳では
ないんです。 石が、みなスポンジのような穴、 溶岩流が固まって石の
ようになり、その大量の溶岩石が海岸を形成しているのです。

ふと水平線を見ると一艘のフェリーが、、飛行機だと羽田から45分ですが
船だと竹芝桟橋から10時間以上もかかるそうです。
でも正直、時間があれば往路は船、復路飛行機が理想です。
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この自転車とはもう3年の付き合いです。自分にとっては高い買い物でしたが
私のひ弱な脚力を最大限の走力に転化してくれる従順な相棒で
今となってみれば、家よりも、こっちの方が人生最良の買い物だったと
思っています。
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降水確率0%の空は来島に対する最大の歓迎です。

それにしても誰もいない、、、、、、、、、。
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最初の予定では島内を1周する予定でしたが、とてもじゃないですが、
そんな事で時間の経過を許してしまうと絶対に後悔しそうな、
いや、間違いなく後悔するほどの絶景が広がっていました。
思いっきしペダル漕ぐのは小貝川サイクリングロードと
筑波山の不動峠だけで十分です。
つまり、もう、どうでもよくなっちゃったんです。 のんびり自転車に乗っている
だけで、とんでもないほどの、ご機嫌状態に、
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少し細道に入り、海に向かい、心地よい潮風のシャワーや寄せ返す波の
サウンドを研ぎ澄ました五感で受け止めると、胸の中の凝り固まったストレス
やイライラが、トロンと溶けるように消滅していくのがわかります。
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誰〜もいない草っ原、眼前には地球が丸いという事が証明できる水平線。
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右をみると、こんな感じ。

自分が思うには、よく時代劇などの最後のほうで、とんでもないほど
悪いやつらが引っ立てられて、怒りまくった御奉行様の出す判決は、
  大体主犯が、
      『〇〇するなど非道極まりない!よって、打ち首、獄門!』
そしてそれを手助けしたチンピラヤクザには、
 『〇〇すると知っていて肩入れするとは、不届き千万!遠島申し付ける!』

いやいや、この差は大きい、大きすぎる、
打ち首になって殺されるのと、1年中温暖な気候の中
濃い魚影の海で釣りをしながら動物性タンパクを摂り
そこらへんに沢山生えているアシタバを食し植物性タンパクを補う、
八丈島なら佐渡や隠岐と違い強制労働も無いし、極寒の風雪に
打たれる事もなし、
この写真のような草っ原で、頭の後ろで手を組み寝っころがり
空を見ながら草でも咥え、御赦免の日を待つ、 

           ちょっとした空想でした。
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海の向こうはアメリカ? オーストラリア?
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なんだか、さっきから気になっていた島が堂々登場です。
八丈小島というらしく、釣りやダイビングに最適だそうです。
空港での釣りバカ大将、今日は、ここでカンパチ、ブッチメてやる
なんて言ってたけど、どうなってんだろ、
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この日は30度あるんじゃないかと思える位の気温プラス微風快晴、 
心の中の夏の扉を柔らかな潮風が、おし開けてくれました。
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せっかくなんで海に下りてみると、これまた綺麗な岩場でした。

調子込んで、はしゃいでいると、、、、、、

     海に落ちた、、、
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巨大な蟹を発見、追いかけ回していたら、手をグルグルのオットット状態で
ここにドボン、 足の付け根まで入水、デジカメと携帯が無事だったのは
不幸中の幸いでした。
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こんなとこだったら、危なかった。
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おかげでジャージが濡れたワカメのようになりスニーカーからは、歩くたび
”グボッ、ガボッ、”の音、今年47歳になる、おっさんにしてみれば恥かしくて
本当は隠しておきたい事実です。

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ジャージの裾からピタピタと海水を垂らしながらでも何故か
爽やかな気分だったのは、快晴の空に突き抜けるように続くこの道を
独占している喜びがあったからです。
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こんな風景がずっと続きます。
あたりまえですが、八丈小島の他、水平線には何も見あたらない、一言で
言い表すならば ”海だらけ” が、ベストの表現でしょう。
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あれ、なんか雛人形の石像発見、
石碑を読んでみると、なんと、宇喜多秀家さんじゃないですか、
八丈島への流人第1号が宇喜多さんとは知らなかった。
きっと、『こぉばぁ〜やぁ〜かぁ〜わぁ〜の野〜郎!!』
(関が原の戦いは西軍小早川秀秋の裏切りで東軍家康軍の勝利
に結びついたのです。)
と、思いきや、一説には、恩赦により刑が解かれた後も
ここにいたというから、さっきの時代劇の遠島の空想は、
まんざらではなかったのではないかと感じます。
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なんだか、遥かむこうに激坂、あれ登んのかな?
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やっぱり登るようでした。
それにしても龍ヶ崎の10分の1の人口に、この道路、
東京都ってお金持ちなんだと痛感します。
この歩道には特殊な細工が施されていました。
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登りきった所に展望台がありました。
この正面に夕陽が落ちていくようです。
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八丈島にはコンビニが1軒もありません。
 ”〇〇商店”や、”〇〇屋” みたいな個人商店ばかりです。
やはり運送料がかかるからなのか、みな値段は高めです。
しかし、どこのお店に入っても驚くほど感じのいい人ばかりでした。

この日の昼食はこれ、 夜、思いっきり飲んでやろうと考えていたので
ちょっぴり節約。
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一人ベンチで食べていると、商店から出てきたおばさんが、

『おにいさん、自転車で回ってんの? だったらこの先左に折れて下に降りて
みなさいよ、お千代が浜つって、綺麗な海岸があるわよ。』

お礼を言い、急坂を駆け降りると、あら、こりゃあ本当綺麗な海が、
やはり地元の方の情報は間違いない、
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どうやら、ミニ海水浴場になってるようです。
島の子供は皆、泳ぎが上手なのでしょう。
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岩に登り、ここで30分位休憩です。
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また海に落ちたんじゃ、かっこ悪いんで慎重に慎重に、、、。
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そろそろホテルに向かわなければ、
フラフラ自転車漕いでると、なんだか、くたびれまくった建物が、、
よく見ると ”八丈町役場”  都の財政は豊かでも町の財政はこの外観が
物語っています。
都道等、道路土木は都の管轄だけど、庁舎は町の管轄ですもんね。


あと、ハイビスカス咲く八丈島ですが何故か車のナンバーは全車 ”品川”
走っているパトカーの側面には ”警視庁”
島の中心部を走るバスは、やはり緑色の ”東京都交通局”
これもなんだか、旅気分に水をさされます。
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まだ5月の半ばなのに、もうアジサイが全開、いや、満開でした。
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ホテルには5時にチェックインすると伝えていてたんですが、
まだ4時20分だったので、その辺ウロウロして時間調整してしまうのは
きっと職業柄でしょう。
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5時ピッタリにホテルのロビーに着き、自転車を中に入れてもいいか
訊いてみるとあっさりOK,
人生初の1人リゾートホテル泊、いい年こいて、ワクワクしてました。
まずはお風呂です。
もちろん写真はないですが水平線に手が届きそうなほど
海岸に隣接した露天風呂の温泉でした。
アゴがつくまで、よ〜く浸かり、玉の汗が出るほどノンビリ入り
湯の中で、腕を組み目を閉じて耳を澄ませば ”ザザ~ッ、ザザ~ッ”のリズム
本当こんな幸せでいいんでしょうか、
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お風呂上りの後、楽しみにしていた晩御飯は豪華なバイキング。
目の前は海、メタメタ飲んでも、うるさい文句を言う家族もいません。
幸福を通り越して享楽を感じてしまいます。
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ソーセージや、煮っころがしなんかはいつでも食べれるから、
八丈名物食べなきゃ、
なんて考えながら1本目のビールが空いてしまいました。
まずはこれ、どこにでもありそうなバター焼きだったんですが、
ムショウに食べたくて、焼きあがる前に2本目のビールが空いていました。
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いやぁ、旨い、旨い、強烈に旨い!
もう何本ビール飲んだかもわからなくなり、島焼酎に移った頃には
鰹と鮪の刺身、クサヤ、アシタバ天婦羅、お浸し、
写真撮るのも忘れ、馬のように食べ、牛のように飲んで八丈島の夜は過ぎて
いきました。
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フラフラ部屋に帰ったあとは読書をしようと思ったのですが
せっかく八丈島来たことですし、空港の釣りバカ大将を思い出し、
話題づくりに次の日の早朝に釣りのオプショナルツアーを予約しておきました。

釣果は2日目の記事で、、
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