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茅野〜麦草峠〜八千穂サイクリング









いきなりですが、私がまだ中学生だった35年ほど前、J−POPがまだ
歌謡曲と呼ばれていた頃、 ”狩人” という兄弟デュオがいたんです。
もちろん狩猟で生計を立てているマタギ兄弟などではなく、
ピンクレディーや郷ひろみあたりと同年代の、れっきとした歌手です。
今で言う ”一発屋” の香りもしましたが、二発位は飛ばしたんでは
ないでしょうか、
少し付け加えるなら弟の方が団子っ鼻だった記憶があります、、

当時はまだ、松田聖子も桑田圭祐もいないその時代、タキシードに
蝶ネクタイ姿のその二人は、始めは直立姿で静かに歌ってるんですが、
曲が盛り上がるにつれ堅く握ったコブシを斜め下に何度も降り下ろし、
叫びにも似た熱い力を込め絶唱するんです、
そのメロディは中学生にとっても印象深いもんがあり、
その年、年末のレコード大賞、沢田研二の”勝手にしやがれ”と双璧の
インパクトを持つ曲でした。
       そのコブシ使いをパクったのが五木ひろしでしょう、、、
そしてこれを読み、妙に納得しているあなたは45歳以上だと断言します。

まあ、前フリはほどほどにして話を進めましょう。

半月ほど前、居酒屋のカウンターで一人チビチビやっていたら、なんだか
遠い昔に流れてた聞き覚えのあるシンミリとした静かなメロディー、、
耳を傾けるも、演歌でもなし、フォークソングでもなし、ただ懐メロ
ということだけは分かります。
         『なんだったっけな?、この曲?』
喉先で小さく呟き、下唇を軽く噛みながら、  ”ん〜〜〜、、?”
歌い出しが、あんたの知らない人と旅に出るやら出ないやら、、  
そんなフレーズ、、  ”そんなこたぁ、黙ってさっさと行きゃあいいのに、
なんとも女々しい奴だこと、、”  ”そんでもって、行った先で思い出すのは
あんたの事だと分かっています、だと?
”なんだこいつ、ますます嫌な奴、、そんなんじゃ、一緒に行ってくれた
人に対して失礼だろ、、、” 全くなんなんだこの歌詞は、、
ブツブツと酔いどれ中年オヤジ特有の超小声での呟き、、 
              いつもの日常です、

                 すると、
         
                 ♪八時ちょ〜ど〜の〜♪

         『あっ!そだ、あずさ2号だ、、』

左手に持ってたお猪口が止まりました、そうだ、そうそう、あずさ2号! 
そおだよぉ!!    クゥ〜〜〜〜〜ッ、懐かしい!!  
 あずさ2号と南極2号、、  私ら世代なら皆知ってます、、、 


流れていた曲が終わるや否や、モゾモゾと尻のポケットからスマホを
引っぱり出し、新宿駅の時刻表を検索、
    『信濃(長野)方面だと中央線だな、、 どれどれ、、、』
あるわけないと思いつつも手持ちぶたさの一人酒、どうせ暇だし、、
暇つぶしに探してみると、 『えっ!、あるじゃん!!』 
八時ちょうどの、”あずさ”が、、、それも松本行き!  一瞬の興奮、
 しかし、、   よ〜く見ると、5号、、   それもスーパーあずさ、、

            なんだよ、つまんねぇ、、、
 
落胆にも似た文句を吐き、お銚子を傾けるも滴しか落ちなかったので
指先で空銚子をつまみ上げ、目で合図し3本目を注文、、
ほどなく届いたお酒をお猪口に注ぎ、その底に描かれてあるユラユラ
揺れる青い二重の丸印を溜息つきながら眺めていると、
酔いも手伝ってか、それとも昔を思い起こさせる一曲を聴いた
懐かしさからか、楽しかった中学時代を回想し始めました、、、



色々あった中学時代、、
ウシだのウマだのキツネだの無茶苦茶なアダ名で呼ばれた
おどけた奴ら、
夜中に待ち合わせエロ本自動販売機に向かいダッシュし、
凄い勢いで百円玉を突っ込んだ中2の春、
魔王のように怖かった先輩の学ランに正露丸を塗り込んだ
命がけのイタズラ、
ゲバルト学生の生き残りのような顧問が率いるインチキサッカー部、、、

息もつかせず押し寄せる、とてつもなく恥ずかしく、イケけてなかった
マイメモリーの数々、、、 
 
過ぎ去ったシーンがノスタルジックな光景に彩られ、古映画のように
ジージーと音をたてながら頭の中で再生されていくのがわかります、、、

こんな時代の真っ最中に、あずさ2号が流れていたんです、、、

当時は山本コータローの”岬めぐり”や太田ひろみの”木綿のハンカチーフ”
などに歌われている ”旅立つ” とか ”訪れる” とかいうフレーズが
ヒット曲には多く使われていました。 きっと、この言葉には心くすぐる
カッコいい響きがあったんでしょう、
まあもっとも、外見も歌声も洗練された歌手が発する言い回しだから、
そう感じてしまうのは、これ当然なんですが、そのころの私は感受性が
強かったせいもあってか、旅に出て自分を見つめ直す行為自体が
イケてる大人の証であり、それを繰り返すことによって外見も雰囲気も
磨かれていくもんだと変なふうに解釈してたんです。

だからでしょうか、大人になると美男美女は皆一人旅に出るもんだとも
思い込んでました、、
山口百恵の”いい日旅立ち”なんかはその究極でしょう、、

今よりも娯楽の少ない当時はそれだけ歌謡曲の影響は強かったんです、
今思うには、これ利用率を上げる為に国鉄のお偉いさんが芸能界に
天下って旅を賛美する曲を大量に生産するよう指図してたんじゃないのか
と詮索してしまいます、、 きっとそうです、    ん?、反対か、

ともあれ、35年前はバックひとつでフラリと旅に出る、、 
そんなことのできる大人に 憧れ、思い焦がれてたんです、、、、、、。


まあ話を戻します、、
そんなことを思い出しながら手にした生暖かい酒を見つめていました、、

        『ああ、あれから幾つ何年過ぎたんだろぅ、、、、』

ときに、もう二度と来ることのない楽しかった想い出の追憶とは、
息を吸っても吐くことすら忘れてしまうほどの胸苦しさと
メランコリックに支配された鬱な気分を呼び起こすもんです、

              『、、、、、、、、、、』

お猪口いっぱいに満ちた酒を、”グイッ、” と天井を仰ぎ見るよう
一気に流し込み、トン、と卓に置いた瞬間、、

                そうだ、長野に行ってみよう、、 

まだ耳に残る狩人の歌声に、無性に信州、信濃路に行ってみたく
なったんです。

というか、憧れてたけど、行きたくても行くことのできなかったあの頃
の思いを果たすためにも、、 行かなくては、、 と訳のわからない
変な使命感のようなもんがムクムク湧き上がってきたんです、、、   


        つまりは早い話、だいぶ酔っ払ってたんですね。



とは決めたはいいものの信濃路といっても、具体的にどこ行けば
いいんだかさっぱり分からず、、  
もちろん詳しい場所などあずさ2号の歌詞にはありません、、
自分のイメージだと、 白馬、松本、北八ヶ岳、、
とりあえず朝一番の新宿発で松本方面に行くことだけは決定です。


そうと決まれば行くまでの間は楽しみに包まれた日々です、
ところがここで困った問題がでてきました、、      
       ”連休は当分先で、単休しかない、、、”  
これは困った、、  日帰りの一人旅なんて、あまりにも寂しすぎる、、、
かといって、自身の思いつきで自分だけ休むなんて出来ないし、、 
               どうしよ、、


思い悩んだ結果、さすがスタッフには迷惑かけられなということで、
日帰りで行くことにしました、、

そして自転車も持っていくことにしました、、  


          結局はこれ、いつもの輪行じゃないの、、、、、


          まあ、落ち着くとこに落ち着いた感じです、、

そうと決まれば麦草峠でも自転車で越えますか!  理由は簡単、
日本で一番は草津〜志賀高原間の渋峠、、、  ここは経験済み、  
二番目は北八ヶ岳、麦草峠、、 じゃあここにしよ、、 こんな感じ、、




この日は朝3時に起き、セッセと弁当をこしらえることから
始まりました。

唐揚げ、卵焼き、焼鮭、ウインナー、インゲン、、、 
タッパにキチキチに詰め、おにぎり5個に焼きそばパンも作って
もらいました。
 IMG_1243.JPG



この日は5時半の取手発で新宿からの朝一番のスーパーあずさに間に
合います。

ところが、窓口で買おうにも、朝早いからなのか、窓口が開いてない、、
”乗車券及び特急券は隣の券売機で買って下さい”との張り紙、、

へ〜、さすがは取手、競輪も特急券も今は口っ張りじゃなく券売機で
買うんだぁ、、   変に納得するも、この複雑さは機械音痴のお年寄り
だったら無理かもしれません、
IMG_1244.JPG




いつもの定位置、周りを見るもこの時間だと通勤利用が大半です、
ふと気が付いたんですが、結構パリッとしたビジネスマンの人でも
ネクタイ締めてない人が多いこと、、  
ずいぶんとクールビズの浸透を実感します。
IMG_1245.JPG


常磐線で日暮里迄の途中には私が勤めてたお店、北小金、新松戸、
馬橋の三店が車窓から見えます。
しかしながら、北小金は歯医者、新松戸は居酒屋に変わり、馬橋もなぜか、
モノ悲しい雰囲気です、、
当店御用達の理容ディーラーが松戸、柏には詳しく、その上おしゃべりな
もんだから、龍ヶ崎にいながら松戸の情報は、こと細かに耳に入ってきますが
あまりどころか、全然いい話は聞きません、、
栄枯衰勢というよりも新手の商法に一気に叩きのめされ皆、虫の息だそうです、、

商業活動という土俵上で戦うにあたっては移りゆく時代と共に消費者の
求めているものの優先順位も常に変わっていくということを認識しなければ
いけません、 
経済が下降トレンドに入ったここ20年、どんなに素晴らしいサービスを
施しても理髪にかける金額も意識も20年前とは大幅に変わってきています。

例えば2,3工程抜いた拙速な技術でもそれが金額に見合うとなれば満足する
消費者がどれだけ増えたことか、、、、
元来、”超”が付くほど保守的な業界です、既存の床屋さんは時代や経済の
発する空気に鈍感だったんでしょう、、  
それに対し、規制緩和という枠が緩んだ時期、新興勢力は、商行為の交代を
確信し、きっとこの政策に小躍りし、喜んだことでしょう、、


ところがここにきて、消費者の方達の意識が変わり始めています、 
どういうことなのかというと、
単品メニューに特化してあるお店にだんだんと飽きがきているということです。 
牛丼一筋の吉野家も今では牛丼以外の定食や牛鍋丼を提供しなければ
お客さんを呼べなくなってしまった状況と一緒です、、
今や勢いのあった新興勢力でさえもこの消費者の要望、要求に対し
路線変更を迫られているというのが現状でしょう、
なぜなら、彼らのそのまた後ろに、新たな知恵をこらし業界の表舞台に
踊り出ようことを淡々と狙っている勢力が必ずいるからです、、


”床屋は堅い商売なんてのは昭和までの話で、今後は情況に合わせ
変わり身素早くしないとアッという間に沈んじゃうな、、、、”


そんなこと考えてたら東京拘置所の向こうにスカイツリーが、のっそりと
現われ、列車は北千住駅停車のためにスピードを緩め始めていました。





日暮里駅での人の多さに辟易しながらも、なんとか新宿に到着、
並びのホームに移ると、そこにはスーパーあずさが、、

でもなんかこの車体、あんまり旅って感じじゃなく、ビジネスを連想させる
色、形、もうちょっとボロけりゃいいのに、、、
IMG_1248.JPG




私の名前が表示されてるとなんだか自己所有物のようです、、
もしそうだったら、維持費大変だな、、、

などと馬鹿な妄想思い浮かべ乗り込みました、、
まあ、来世に天皇陛下に生まれ変ることが出来れば可能でしょうが、、
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冬にはスキー客も多いんでしょう、長野新幹線同様、荷物立てがあります、

けれど大きすぎて入れることは出来ませんでした、、
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荻窪や西国分寺などはスッ飛ばして行くもんだから速い速い!
新宿の次が立川だから、感覚的にいうと上野の次が柏ってとこかな、

まったく旅をしているとは思えない、、
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書き忘れましたが、この輪行、信濃路といっても一番近い八ケ岳あたりに
したんです。

さすがに日帰りという限られ時間だとこのあたりが限界です、、

         このあたりは高尾か相模湖あたりかな、、
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大月の手前あたりだから、たぶんこの山並みは黒岳か大菩薩嶺でしょう、
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一時間ほどで大月駅到着、
それにしても、過去にここまで車運転したことがありますが、
もう地の果てってくらい遠い印象があります。

自転車の運転は好きで苦ではないんですが、車の運転は若い頃から
大嫌いで、程よい田舎に住んでるわりには月に一度くらいしかしないんです、

損保保険会社にしてみれば最高のお客さんではないでしょうか、、
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じゃぁ、このへんで朝御飯にしますか、、

以前、新幹線で長野に向かう途中、弁当食べてたら、別に音たててた訳でも
ないのに、隣の人に席立たれたことがあったので、この日は空いているで
あろう一番前の指定席をとりました。
           脇に誰もいないと開放的な気分です。
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窓から流れる景色もだんだんと標高の高い山並みへと変わってきました。
あのもう一個むこうあたりが八ヶ岳の山々でしょう、、
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石和温泉、、、  
この地で、体がアルコールランプになるんじゃないかって程、酒飲んで
翌日、スライム状態で後部座席の置き物と化した思い出の地、、
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目的地の茅野まで、あとは小渕沢を超えるだけ、、
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9時過ぎに茅野駅到着、 元気溢れるロードレーサー野郎なら、ここから
気合いれての出発ですが、私は、時間、脚力節約の為、蓼科高原入口迄、
この ”メルヘン街道バス” を躊躇なく利用、
バスは危なくつまらない交通量の多い車道をスッ飛ばし、安心迅速、なおかつ
都合良く輪行を堪能する為の頼もしい支援システムと考えています。
IMG_1262.JPG







蓼科の看板がチラホラ現れ始めたんで、この辺で降りますか、、、
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バス停の前でササッと組立て、さあ、行こうか! けれどもここで大きな疑問が、

                 ところでここどこ?

スマホの地図アプリは嘘ばっかりつくので見る気にもならず、 人に尋ねようも
気配全く無し、、、  カッコウやウグイスに訊くわけにもいかないし、、
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とりあえず、坂上っていけば麦草峠に着くんじゃないのかと自分なりに解釈し、
進路を登り勾配方向に定め、ホッホと登り始めました、、
違ってたら下りぁいいし、、、、 なんとかなんでしょ、、



この考えを私の人生に当てはめてみると、よくもまあ破滅しなかったもん
だと感心します、、
こんな山道で、いつもいい加減な判断を下し、実行してしまう性向には
我ながら畏敬の念すら感じます、、
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大汗かいて30分ほど上ると、やはり正解、けれど確か麦草峠は2100
メートル以上だから、まだ500メートル以上上らないと、、
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       『むうぉぉぉおおおおお〜〜〜〜〜っ!!!』

この標識見て、どうせ、あと500メートルしか上らないんだったらちょっぴり
本気出しちゃおうかと、6%程の勾配を時速18キロキープ目標で、
もがきまくったんですが、わずか80メートルで挫折、、 
”メルヘン街道” なんて可愛らしいネーミングですが、勾配に関しては全く
可愛くない、と断言しましょう。

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ここ蓼科高原は、このような山小屋風の建物が多く立ち並ぶ別荘地です。
標高が1600メートル以上あるので夏にはとても涼しい避暑地と
なることでしょう、  そして、近くにはゴルフ場、スキー場、温泉や美術館
もあり、ホテルやペンションも、こころなしか上品な印象を受けます、、

それよりも感じたのは、このあたりに漂う、金持ちオーラの濃厚な香り、、
大層な建物の入口には皆一様に、OO山荘と、OOの中には各々個人の
苗字が入っています。
法人ならまだしも、個人でこんな立派な別荘を持ち、維持できるんだから、
一体どんだけ金持ちなんだよ、と詮索してしまいます、、
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涼しいとはいえ、上り勾配を踏み続けるのは大汗モンです、、

              1700メートル
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                  1800メートル
IMG_1272.JPG



                 ふ〜〜っ、 疲れた、、、



サイクリングじゃありません、 キーボード打ちです、、、、、

なんだか眠くなってきたんで、続きは後日アップします、、、、


麦草峠に自転車、いやサイクリングに向いたくなるような記事を書くので
今日のところはこのへんでご勘弁を、、、、


                 では、おやすみなさい、、












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