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白駒池とノスタルジア



3部作の最終話は前回最後にお知らせしていた、一番のハイライトから
入ります。     今回は長いですよ、、  ほとんどコラムです、、





ではそのハイライトの説明からですが、どういうことか私、標高の高い
所へ自転車で上るヒルクライムって好きなんです、、
乗鞍畳平(高所道路日本一)はもちろんのこと、草津白根の渋峠
(国道高所日本一)、奥日光金精峠(3位)、そして今回の麦草峠
(日本2位)、これでキングオブザ峠、上から4つはなんとか制覇と
なりました。
それもこれも毎回毎回大汗かいて、フラフラになりながら上り、
完走後に荒い息を吐きなが座り込み、充実したスッキリ感を
噛みしめる、、
どうもこのスッキリ感を味わうことが自身の走行理由みたいで
高度が高ければ高いほどその心地良さが増すような気がします、、

ところが全部走破してしまうと、別に飽きたという訳ではないんですが、
なんというか、最近、達成感から生じる倦怠とでもいいましょうか、、
自転車オンリーはこんなもんにしておいて、今度は登山とのコラボを
思いつき、そっちに気が移ってきたんです。
こんなこと、アスぺ気味な私にとって珍しいことです、、
そして、仕事中、山好きな方の登山話を聞くほどにその憧れは
膨れあがり、そのうち狂おしいほど槍だの穂高だのに挑戦してみたい
気になったんです。
ところが残念なことに私の周り(平日休み)に山に興味ある者は全く
いません、、  もちろん一人での入山なんて言語道断だし、、、

ションボリするのも束の間、ならばハイキングにしようということで、
今度は高層湿原と湖に目標を絞ってみました。 
これなら遭難リスクも極めて低いし、小心者の私にはピッタリです、
そしてなにより自転車を利用することで時間を無駄にせず秘境らしき
場所に近づく事ができます。 
そんなこと考えながら調べていると、幸いな事に両方とも意外に
近いとこにあることが分かったんです。

湿原は栃木県の鬼怒沼、、 あの尾瀬沼にも近く、たどり着くまで
相当に苦労する場所らしいですが、2000オーバーの高地に群生する
その数多い花々は、訪れた人曰く、
臨終後の花畑を思わせるほどの美しさと量なんだとか、、
なんともスゴイ譬えですが、ここは来年までには行きます。

それに対し、湖の方はというと、、、   実は今回なんですよ、、
これから散策する湖が冒頭で書いた、そのハイライトなんです。

音もなくヒッソリした広大な原生林の中に、幻想的な空間がいきなり
出現するという日本一高所にある湖、白駒池、 楽しみにしてました、、、


          と、いうわけで、  さ、行ってみますか、、
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入口すぎると、なんだかスノコをひっくり返したような木道?、滑り止め
でしょう、

このあたりでも標高は2100メートルは超えていて6月なのにヒンヤリと
乾燥している山の冷気に包まれ、上着を羽織って防寒対策。
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んんんっ、 静かすぎる、、、   

静か過ぎるといえばよく、お客さんから訊かれる言葉なんですが、、

 『マスターはいいよな、平日動けて、どこ行っても空いてんだろ?』

これ、とっても言われます。 

もちろんそのとうり、    ですが、  いいことばかりじゃないんです、、
この後の言葉は皆さん予想がつくとは思いますが、言うまでもなく
あんまり空いている環境とは時に物寂しさや、おかしな妄想を
呼び起こしてしまうもんです、


いい例が、2年前に湯田中温泉に一人で宿泊した時の事、、、

そこは大層な旅館だったんですが、夕方着いて静かだなと思うも、
お客さんは完璧に私一人だけ、、 それに合わせてか、旅館の人も
何故か一人だけ、、、時計の秒針の音が聞こえてきそうなほど静かな
節電モードの薄暗いフロントに、年の頃80過ぎの腰の曲がった
ガラガラ声のお婆ちゃんがポツンと一人でパイプ椅子に座っていました、、

その姿は ”おばあちゃん” というよりも ”老婆” の二文字がピッタリでした、、
それだけでも怖いのに、鍵を受け取った後、仕事は何だとか、結婚は
してるのかとかそんなことを上目使いでカスれたダミ声で色々尋ねてくるるんです、、、


そりゃあもう、怖くて怖くて、、  

       ”おいおい、まさか夜中に包丁研いでないよな、、”

          ”こりゃ、塩サバ用意したほうがいいかな、” 

そんな変な妄想が湧いてきてその後、楽しみにしていた晩御飯のビールも、
まるで馬のションベン飲んでる気分でした、

     空き過ぎも時には神経的に参ってしまうこともあるんです、、、、


          ああ、思い出してもあの時は怖かった、、、、、、
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入口すぎて5分も歩くと緑の絨毯のような苔、横目でみながら、、
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おお、見えてきた!

ありゃ? なんだこれ、、 フェンスに囲まれてんじゃん、、、

     


               くぅ〜っ、、つまんね〜
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がっかりしながらも、せっかく来たんだし、ま、とりあえずグルッと回ってみるか
との思いで歩き始めると、フェンス貼ってある場所はあそこだけ、、

ほどなくすると湖畔には白樺の林の一群が、、 
そこから眺める満面に水を蓄えた雄大な風景は、山奥の森閑さをリアルに
具現、実体化させた一枚の絵画のよう、、

                結構いいかも、ここ、、
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この景色に気分も良くなりズイズイ進んで行くと、6月だというのに残雪、、
ヒンヤリするはずです、、

とりあえず一枚撮ろうと構えると、先のほうで謎の奇声、、
それも大人数の、、、、



なんだなんだ、と近づけば、なんだぁ、ジャージを着た中学生の集団、
休憩ロッジの立て看板を見てみると、藤沢〇〇中学の宿泊学習でした。
先生方全員がトランシーバー片手に、 ”こら〜!”、とか ”お〜〜い、” 
等と叫んでいるのは私が中学生の頃と変わっていません、、 


そういえば私らの中二の宿泊学習、どこへ行ったのかは覚えて
いませんが、しっかり覚えていることは、初日の夜、思い出作りと称し、
一番最初に眠ったSという奴のアゴをを引っぱり下げ、
モア〜ン、と空いた口の中に当時桜田淳子が宣伝していた 
 ”知床しぶき” という、ふりかけをサラサラと一袋投入したんです。

2秒後、気管に入ったとおもわれるフリカケが地雷の爆発のように
逆噴射、、 ブハブハ咳をしながら、涙目であたりを見廻し怒り狂うS、
寝たふりしながらプルプル震える腹筋を庇いつつ薄目開けている私、
こんな事、今ならきっと悪ふざけ通り越してイジメだと言われるで
しょうが、当時は、こんなものお互い仲間同士のコミニュケーション内の
認識でした、、   
だからでしょう次の日の朝、目覚めてみると鼻に異物感を感じ、
なんだろうと指を伸ばせば、丁寧にも鼻の穴にカッパえびせんが
差し込まれていました、 耳には半分溶ろけたチョコボール、、   
                         Sの報復でした、、、、

そんなSも今では高校の先生となり教鞭をふるっているそうです、
きっと彼も赴任先の学校での宿泊学習引率のたび私にされた悪戯と、
やり返した仕返しを思い出しては苦笑いしていることでしょう、、



          あれから35回目の夏が巡ってきました、、、、、
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自転車と上り勾配での徒歩での汗もすっかり冷たくなり、この辺りで
緊急用の雨カッパを追加、
見栄えは悪いですが、これ結構風を通さないんで温かいんですよ、、

軽くなったリュックの中身は楽しみにしている弁当、 

             さぁて、どこで食べようかな?
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ここ、いいかな?      いやいや視界が悪い、、


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ここは?

    う〜〜ん、 雪が汚ったない、、   自問自答が続きます、、

それもこれも、せっかく信州は八ヶ岳、標高2100メートルの白駒池まで
必死こいて(途中まで)自転車漕いで来たんです、 この旅のメインと
いえる大自然の中で食す弁当の場所選びに妥協は許しません、
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       誰ぁ〜れもいない木道を、いい場所ないかと徘徊、、



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散策兼ねての徘徊成功!、ピッタリの場所発見!


視界良好、雪は無し、それどころか木のベンチがあるじゃないですか、
まるで、ここで弁当食えと言わんばかりに用意されたようなもんでした。

さっそくリュックのガマ口あけては弁当引っぱり出し、まずは撮影用に
ベンチに並べます。
お茶にオカズに焼きそばパン、おにぎり、、

おにぎりは御飯と海苔を別々に入れてあったんですが、銀紙から出そうと
した時、悪戯な風のしわざで、ヒラヒラと舞い上がり、御飯ならぬ湖面に
張り付いてしまいました、、      ま、いっか、、


                では、いただきます、、、
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ここに来るまで、蓼科高原の別荘地あたりには、ずいぶんとお洒落な
レストランが数多くありました。 
外観から予想するにフレンチやイタリアンでしょう、、
せっかく来たんですから、もちろんそういうとこで上品にカチカチ音を
させてみたいとのおもいもありますが、この眼前の光景を視界に
入れてしまうと、そんな思い吹っ飛んでしまい、この素晴らしい景色の
前では、こんなありきたりの弁当でも私にとっては宮廷料理に匹敵する
御馳走になってしまいます、、

砂肝がフォアグラ、焼鮭が焼キンキ、こんな粗末な自家製焼きソバパン
でさえも、クーロンヌの焼きたて調理パンに変身です、、

そういえばスーパーあずさの中で、おにぎり食べたっきりだった、、

                   ガブリと噛じると、、


                  あっ、旨ぇ!!


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どうやらさっきの中学生達は散策を終えての休憩だったらしく、この時は
もう、サワサワと小枝を揺らす風の音しか聞こえません、、   
後ろの木道も全く人が通らず、まるで白駒池全体を貸切にしてしまった
ような状態でした。

            だったら、のんびりしますか、、

おにぎり三個に焼きそばパン、ぎゅーぎゅに詰まったオカズをのんびりと
食べ、食べ終わるとゴミを片付け、軽く柔軟体操をし、このベンチに
腰を下ろしました。  幸か不幸か私は非喫煙者なので、この場所での
至福の一服はありませんが、かわりに最高の一曲で、もっと気持ちを
安らげようと、この日のためにツタヤで借りた年代別昭和のヒット曲CDを
落としたIpotを用意していました。

リュックから取り出しイヤホンを差し込み、さて、何を聴こうか? 
まさかこのシュチエーションでは、さすがにあずさ2号は重いよな、、、   
今この雰囲気に合わせるなら選曲も軽快で明るい曲が理想です、

さしずめ平成の今ならAKBや嵐あたりなんでしょうが、私の歳が発する
感性の判定に従えば、あたりまえですがそれはありません
もっとも、この日のために何枚も同期したCDには20世紀の歌のみですし
もちろんスマホも繋がるわけありませんので、やはり懐メロとなります。

よって、最近進んでしまった老眼にイラつきながらも、小さなIpotの文字を
追いかけ、年代別のページに行き着いたとき、 ふっ、と手が止まり、
あることに気が付きました。、 
なんてことはないんですが、さっきの中学生達を見て苦笑いしてた自分に
もそんな時代があったんだとのことです、、
だったら彼らに合わせてみるかと、私の中学二年の頃、1977年の
ヒット曲オムミバスを表示しました、、    すると出てくる曲は

”渚のシンドバッド”、”失恋レストラン”、”雨やどり”、”勝手にしやがれ”、

            ハァ〜〜っ、、こんなもんかよ、、

じゃあ、勝手にしようと、”風”の ”ささやかなこの人生” にしました、、

この歌は言わずと知れたフォークソングの大御所、伊勢正三の代表曲で、
中学時代この曲を聴いているだけで大人になった気分になったもんです、、

              イントロが流れはじめ、、


『花ぁびらが〜、散ぃったあ〜との〜、、桜がぁ〜、とても〜、、、、、』


            


        ううわあぁぁぁ〜〜〜ああああああ!!


          

もはやこの文字の羅列こそが、この瞬間の一寸たがわぬ胸中の表現です。


胸が張り裂けるるほど噴き上がってくるノスタルジーにまみれた雄叫び、、
姉と取り合ったボロボロのラジカセから聞こえてきた雑音だらけのメロディー


    『くっ、くぅううう、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、。』


両目と唇を強く閉じ、前歯だけ噛みしめると、堰を切った河水よう頭の中に
流れ込んでくる懐かしい伊勢正三の歌声、、、

好奇心と自己アピールと変な友情に凝り固まっては、ふざけあってたあの頃、
恋愛なんてしたことなかったけど、いつかはこの歌のような人生が訪れると
信じ、まだ見ぬ彼女の顔を空想しては早く大人になりたかったあの日、、

もはや遠い夢の中の出来事になってしまった思い出が伊勢正三の歌声を
機に、記憶の箱から立体的に飛び出し、蘇り、懐かしい校舎やスノコを並べた
渡り廊下、通学路、、、仲間達の笑顔がグルグルを頭の中を回ります、、  

そして流れていた曲も終わり無音の静寂に戻った瞬間、 ああ、なるほど、
そうだったのか、って今になって気がつき解かったことがあるんです、




     ”私にとってあの頃の日々は宝石だったな”  ってことが、、、、



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ほんの少しの間でも、あの頃を体感できたので、ここは一曲だけでおしまい、
懐メロって、あまり聴きすぎると懐かしさの鮮度が落ちるもんなんです、、

気分をとり直し、弁当を平らげ軽くなったリュックを背負い苔むした原生林
の中へ再び入っていきます。 
少し前に元気が出る曲を聴いたおかげでしょうか、軽くなったのはリュックの
中身だけでなく、気持ちも足取りも軽くなっていました。



ここ白駒池は、徒歩で一周30分程の行程です。ここまでたどり着くには
大変ですが、池に示された順路に沿って歩き始めると平坦なうえ、木道も
綺麗に整備されており景観も素晴らしいものがあります。これでしたら余程
のひねくれ者でない限り、ここを散策し機嫌が悪くなる人はいないでしょう。

下の写真、なんだか森の妖精が出てきそうな風景、、 
もっとも、たとえ現われた妖精が、ジュディオングの衣装をまとった大島優子
だとしても、気の小さい私のことだから、どうせ腰抜かして速攻四足逃走
でしょう、、 けれどもそれが死んだ親父や初代愛犬富士夫だったら喜んで
歩み寄るんじゃないかな、、、

そんなつまらない妄想を浮かべつつ、より奥へ奥へと進んでいきます、

一般に標高か高い場所は、空気が薄く乾いた肌合いですが、このあたりは
これほどの樹木の数です、吐き出される樹々の呼気が水分となり、
その水分のおかげでこんなにもの苔が群生しているんではないでしょうか、、 
                    違うかな、、?
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白駒池は二時間近くブラブラしてたでしょうか、気がつくとお昼もとっくに過ぎ、
そろそろツールド八ヶ岳のコースを走ろう考えてた時間です。
なんてったって有名な大会のコースです、雄大な眺望と心地よい爽風を
目と肌でたっぷり堪能できるに違いありません、
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気分良く下り始めたら、これ白駒池から下ると結構勾配キツイかな、
ものの10分で手が痺れてきました、、   
ということは、こりゃぁ蓼科側から上ってきて大正解、

  ”だいたい馬じゃあるまいし、こんな急坂上り続けられるわけないわな、”

            これ心底思った素直な感想です、、

                 ああ、よかった、、
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雲がなければ、さぞかし絶景だったんではないでしょうか、、
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この看板見た感想?

               『ふ〜ん、あっ、そ、、』


              たいした感動はありません、、、、、
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振り返ると八千穂高原スキー場、ここで標高1600くらいでしょうか、
白駒池同様ここまでのアクセスは不便なのでシーズンは空いてると
予想します、 けれどもそんな不便な交通環境でも存続し続けている
というのは、きっとボーダーやスキーヤーを引きつける魅力的なモノが
あるのででしょう、

思い返せば私もわざわざ雪質が細かいとの理由で片品や岩鞍を通り越し、
遠々、丸沼高原までよく行った記憶があります、 
しかし今にしてみれば当時の私は中級コース止まりの腕しかなかった
のにもかかわらず雪質にこだわって玄人を気取ってた、
とんでもない見栄っ張り野郎だったんだなとの反省しきりの現在です
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               ちょっと寄り道していこう、、
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右手に池があったので、たいして疲れていませんが、見学がてらに
しばし休憩、、

他人にレンズ向けたんじゃ失礼なので、写真には写しませんでした
が釣りをしている方がたくさんいました。
ひょっとして日本一標高の高い釣りスポットかもしれません、、
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ツールド八ヶ岳は距離平均勾配5,4%、高低差1400メートルを
麦草峠までの25キロを上り続けるヒルクライムレースで、
このくらいですと参加者平均タイムは1時間50分位ではないでしょううか、、
私だったら3時間はかかるでしょうね、、、、
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                  あれ、あの花?
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      つつじだ、、 へぇ〜っ、 梅雨時につつじかぁ、、、

             ちょっとビックリしていると、、、、、
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あれっ、 菜の花が、、              今は梅雨ですが、、、

八ヶ岳の麓は季節感に関しては関東の常識には当てはまりません、、
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JR小海線、高岩駅近くで自転車を宅急便で送り駅までトボトボと、、

ところが後日、保険に入ったにもかかわらず破損をめぐってヤマト運輸と
トラブルになってしまいました。
一部上場企業とは思えない対応にビックリ、、
忘れたい事ですが、詳細は機会があったら書きましょう、、
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そんなことも知らず、駅を探してトボトボ、ウロウロ、、、

              ”いったいどこにあんの、、、、、”

あまりに分からないので線路を歩こうかと真剣に考え、実行しようとした
その時、

             えっ! え、駅ってこれ?   

 くぅ〜〜〜っ、、これまた痺れるほど趣のある駅だこと、、(お世辞)


 というより、これ、駅ってレベルじゃないですよ、、、、 (本音)
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電車到着、   ところが、、、、   驚いたことはまだまだありまして、


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                 なんだこりゃ?

    『整理券をお取り下さい! 整理券をお取りください!』  

             との、アナウンス、、

どうやらそれは私に向かってのメッセージだったようですが、意味が分からず

                  ガン無視!

すると中込駅で車掌さんが近づいてきて丁寧にシステムを説明して
くれました。
ふ〜ん、こんな仕組みになってんだ、、
そうですよ、高岩駅には改札はおろか、券売機すらなかったんですもん、

どういうことかというと、早い話がバスと同じで、後方ドアから乗って整理券
を取り、降りる時は前方のドアの横にある運賃箱にお金を入れ、
車掌さんがいる前方ドアから降りる、、  
なるほど、乗降客が少ないからこそ可能なシステムです、、

          あやうく無賃乗車になるとこだった、、、
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でもやはり列車はこちらの方が気軽に乗れます、 

佐久平からは長野新幹線で上野まで、、、    
高崎に停車しなかったので1時間20分ほどの乗車時間、



窓ガラスの外をスッ飛ぶ景色を虚ろに眺めながら色々なこと考えます、

傍から見ると中年男性の思い悩む姿ってのは深刻そうに見えますが、
ところがオッサンなんて大したこと考えてないんです、、
大体こんな時考えている事は、、

 ”どこで飲もうかな?、それとも銭湯でも行ってサッパリしようかな?”

       こんなもんですよ、騙されちゃあいけません、、
IMG_1337.JPG




この日は、もし八ヶ岳に日帰り温泉施設でもあったらとおもい、
お風呂セットを忍ばせておいたので行きつけの銭湯、御徒町の
燕湯へと直行、

番台で450円を払い、体を洗い、熱〜い湯船につま先から波を立てずに
そ〜っと入ります、この入り方も銭湯では暗黙のルールで、もちろん
熱いからといって水で薄めてはいけません、そしてどんなに熱くても 
 ”熱い” なんてそんな無粋な言葉を吐くのも厳禁です、 
あまりの熱さに背骨がピリピリしようが皮膚が赤く変色しようが、
唸り声を押し殺し、涼しい顔で ”ふ〜、いい湯だ” と、呟く、
このヤセ我慢が銭湯での自己陶酔に行き着くまでのプロセスであり、
言い換えるならストイックという男のダンディズムなんです、、

          そんなふうに考えてるのは私だけかな?
IMG_1339.JPG



陽が長い時期とはいえ、銭湯を出るとすっかり夜になっていました。

体から湯気を漂わせフラフラ飲み屋街へと向かいます、、
実はもう新幹線乗ってた時から喉がカラカラだったんです、
その状態で煮え立つような熱い風呂に、出汁が取れるんじゃないかと
思うほど浸かり続けたんです、
もう口からは白いアブクが出るほどの乾きでした、、


松坂屋南館脇の居酒屋へ突進、、、
暖簾を跳ねのけ、店員さんの問いかけに無言で人差し指一本を立て
カウンター席へ滑り込み、、、

焼き鳥焼いてる店員さんに、生ひとつと一番早く出てくるツマミを注文、

       『もう何でもいいから、速攻でたのむわ、、』

1分もかからず生ビールと小柱のヌタが出てきました。 
いやいや、こりゃナイスなおつまみだこと、、
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                いただきます!!



ものの4秒で一気飲み、、  すぐさま2杯目頼み夕刊フジをペラペラ、、
小柱とネギに酢味噌をチョロッと付けて、口の中でよ〜く噛んでは味わい、
ビールをキュ〜〜ッ、!   アウ〜〜ッ、バフッ!
  
            なんて素晴らしい時間だろ、、
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セコイ話、生一杯500円だったので、2杯で切り上げ、毎度毎度ですが、
やっぱり一番落ち着くガード下の ”味の笛” へ、

ここなら生250円、サーバーから直接注いでいるのが見えるしツマミも
2〜300円だし、9割がネクタイのサラリーマン、そしてなんてったって
特筆するは禁煙席のあるセルフ居酒屋なんです。

とりあえず生ビール4杯をマグロとイカの刺身、枝豆と子持ち昆布和えで
チビチビ、(写真計750円)
             フ〜、、  落ち着いた、、、
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乾きも治まり、ホロ酔いの入り口に達したとこで、この日の撮影画像を
一枚一枚表示させては思い返すよう閲覧、、
これをすることで、まだまだ感触残る白駒池での余韻が増幅するんです、、
素直な話、これどんな楽しい飲み相手と飲んでるよりも、一人でデジカメに
残る画像を眺めては、あれこれ思い浮かべ、チビチビやってる時の方が
濃厚で楽しい時間を感じられます、、

私にとっては、この余韻冷めやらぬ快い酒の時間も旅の途中の出来事です、、





じゃぁ気分がいいんで日本酒にしますか! 白菜でもツマミながら、
(計450円)
IMG_1344.JPG 




コップの酒にグラリと酔い、立肘ついた箸先に漬物を挟みながら大きく
息を吐くと、 酔いも手伝ってか、  『あぁ、あの歌、も一回聴きたいな、、』
”あずさ2号” じゃありません、”ささやかなこの人生” です、、  
そうとなればリュックに片手突っ込みゴソゴソ、、、 あ、あった、、
引っぱり出して、こんがらがったイヤホンを丁寧にほどき曲を探します、、
大衆酒場で両耳イヤホン音楽鑑賞なんて場違いですが、もちろん公衆道徳
の順守は私の信条ですんで音漏れしないようネジリ込むようヒネリを加え
耳の穴にグリグリ差し込みました、、

曲が始まると前奏と共に再び押し寄せる7時間前の感情、そしていつからか
酒を飲んだり、好き勝手なことの出来る大人になったことに時の流れを感じ、
しばし物思いにふけながら、しみじみ3回もリピートしてしまいました、、  

すると、純粋で人の言う事を素直に聞いてた昔と違い、人の意見を
跳ね飛ばす、ミスター自己主張となった今、この歌の歌詞に文句をつける
わけではないですが、自身が世に揉まれ体得した経験に準じた見解を元に、

      ”優しかった恋人達よ、振り返るのはやめよう” 

との含蓄ありそうなフレイズに対し、もはやこの曲を作った頃の伊勢正三の
歳をとうに越した私が、ここで ”大きなお世話だ級” の指導がはいります、、

”なになに? 振り返るのはやめようだって、、?  
いやいやそんなことないよ、昔を偲んだって辿ってきたその輝かしい過去が
まだまだ続く人生の心の支えや、失意を跳ね返す生命力に転化できるん
だったら振り返ることだって全然いいんだよ、 なぁ、伊勢君! うん!” 

いつしか朦朧とする意識の中で、酔いどれ説教オヤジになっていました、、

一人目を閉じ、ウンウン頭を上下さすのは勝手ですが、もうこうなったら
これは私にとって、お帰りの合図です、,、  
ほどよい疲労感を背中にしょって御徒町駅に向かいフラフラ歩き始め
旅も終了です、、、






今回の輪行は酔いの中、 ”あずさ2号” で始まり、これまた
酔いの中での ”ささやかなこの人生”で終わった
中学生時代思い出し旅みたいなもんでした。 

もちろん八ヶ岳や白駒池の素晴らしい自然、景観、麦草峠走破の感動、
そして最上級の場所で食した弁当、、、
ほんの短い時間でしたが濃密で感動の含有量も多く、本来の目的も
頭に描いてたとうりに(熊騒動は別)進んでいったので満足度の高かった
旅といってもいいでしょう、、


毎回ですが、帰路につく途中の電車の中での気持って、楽しみが終わって
意気消沈と思われるでしょうが、これ、以外にそんなことないんです、、
それはもはや次の計画を巡らせ始める時間だからです、

          次はどこなんだって?

                         
はい、実はもう決まっているんです、旅館も予約してしまいました、、
ええ、もちろん一人旅です、次回も相棒といえる自転車にまたがって、、

今回は弁当メインの山だったんで、次回はグルメ中心の海、 とでも
言っておきましょう、、


             ではまた来月、、、、、










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